Sunday, March 23, 2014

電気ウナギイヌ (エネファーム)

テレビコマーシャルの電気ウナギイヌは何が言いたいのかよくわからなかったが、それで宣伝されているエネファームを設置した。ちょうど、湯沸かし器の替え時でもあったので、目新しい機器を取り付けた。
http://home.tokyo-gas.co.jp/enefarm_special/denki-unagiinu2/?utm_source=TGhome&utm_medium=CMguitar&utm_campaign=enefarm

まだ設置後1ヶ月も経っていないが、これから設置を検討される方のためにいくつかの経験を残しておこうと思う。

エネファームとは(基本的な考え方)
Wikipedia [1] には「発電ではなくあくまでも節電を目的として開発」と書かれている。
動作としては、燃料電池で発電しつつ、その時の発熱でお湯も沸かすというもの。発電のために使われるガスの単価は通常の電気代とほぼ等しい。[2][3]
発電性能としては最大で0.75KWh、約750W程度なので家庭内の電気をすべて賄うことは出来ない。また、負荷追従型---使っている電力の分だけ発電する---のでこの装置で発電した電気を売ることは出来ない。

試算
検討を始めた段階での試算から分かっていたが、まったく新たに設置してその費用をすべて回収できるような設備ではない。我が家の場合は湯沸かし器(ボイラー)の交換時期にともなっての検討。

試算の時に考えた要素としては、
光熱費節約のための工夫(導入によるメリット)
ガス料金の割引適用---ガス料金は割引が適用される。
10年間保証---燃料電池設備は10年間保守に入っているのと同様
太陽光発電との併用---自家消費分の電気の大半は燃料電池で作られるので太陽光発電分をほとんど売電に回すことができる
時間帯別電気代との併用---時間帯別料金との組み合わせで、効率的に (単価の低い部分を選んで) 利用できる

ガス屋の宣伝みたいになってしまったが、太陽光発電との併用は効果がありそう

実用面
朝から発電して貯まってきたお湯は、夕方風呂をいれるのに使うとほぼ空になる分量。毎日風呂を入れ替えているような場合には有効そう。

考慮点(残念に思ったこと)
売電単価が変更となる (太陽光発電だけを設置している場合よりも、売電単価が下がる)
太 陽光発電システムでは、その発電/消費/売電/買電を記録・表示できるためのシステムが HEMS として機能していたが、エネファームと組み合わせたことで、消費分が正しいデータとして収集できなくなってしまった。 (消費分を相殺するようにエネファームが発電するため)

最近、設置したばかりなので毎日今日の実績を確認する日々。冬場、夏場でどの程度効果が得られるのか、早く知りたいものだ。

[1] http://ja.wikipedia.org/wiki/エネファーム
[2] ガス料金表


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