Tuesday, October 04, 2011

やる気の問題

長男に勉強をさせるには苦労する。宿題を始めるまでには、その気になるまでにとても時間がかかる。
せっかくはじめても、ちょっと興味をそそることが横で起きれば、すぐに気がそらされてしまう。集中力が足りないからか。

集中力といえば、学校プリントでもEasy miss, Careless miss が目立つようだ。(名数の付け忘れとか、演算を間違え--引かなければならないところを足してしまったりとか)

一方、フラッグフットボールチームのコーチとしては、子どもたちのやる気の出させ方に悩ませられる。小学生のスポーツでは本人のやる気がとてもパフォーマンスに影響するからだ。遊び感覚で楽しんでやっていれば疲れ知らずでいくらでも動いているかと思えば、気分が乗らなければチーム内で俊足を誇る子どもでもすぐに相手に捕まったりする。
別な側面としては、競技大会になれば勝負のためになかなか出場機会の得られない子どももいる。そういう子どもたちをいかに興味をそがずに試合に惹きつけておくか。
秋の大会、公式戦に向けては、子どもを「その気」にさせることが大事。

日経のコラムに面白い記事が載っていた。
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1E7E3E0E2E7E5E2E0E5E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E2E5E2E6E0E2E3E3E2E5EAE6
ストーリーはサッカーのイタリアプロリーグの話。監督が超一流の選手たちを一つの目標(チームの勝利,リーグ優勝)に向かわせるための操縦術について。
「ここを直さないと試合では使えない」ではプライドが傷つき、へそを曲げてしまう。「お前のこういう能力は認めているが、チームが次のレベルに行くためにここも意識してやってくれ。それをやってくれるならお前をチームの中心として考えていく」というようなアプローチ。「それができないなら昨季と同じ成績になってしまう。それでお前は満足なのか」と。

もっとポジティブな「我々は世界一のチームなんだ。その称号を手にするために、証明するために、ここはやろうぜ」というアプローチだったと思う。そうでないと、あそこまで生き生きと守りに奔走できない。「頑張れ」を100回言っても心に火は付けられないものだ。
ことわざの「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」にも通じるか。
人をやる気にさせる振る舞い方がある。自分でもそのようになりたいと思う。

私の懸案のどちらにも通用する話だ。

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