Thursday, August 04, 2011

富士登山

ほぼ毎年、夏休みに行っている、家族でのウォーキング。

今年は、長男と私の二人で富士登山にすることにした。長男としては前の週にやっていたサマースクールでの東海道ウォークがよい足慣らしになったと思う。

富士登山、手配を始めた時にはすでに山小屋が満室。旅行会社の企画するツアーに参加するしかなかった。

ツアーは横浜駅に集合、バスにて富士山へ向かう。5合目にバス到着後、身支度を整えるために1時間ほどとってから登り始めた。天気はあいにくの雨。上の方では晴れているとの情報もあったが、雨具を着けての歩き始めだった。

長男は、5合目登り始めから頭が痛いと高山病の症状を訴え始めた。まさか、ここでのギブアップは考えていなかった。
フラフラで倒れそうになりながらも、なんとか頑張って7合目まで到着。予定の山小屋は8合目にあったが、7合目の同系列の小屋に泊まらせてもらうことにした。
5合目から7合目まで標高差約300メートル、約2時間で登ったが、よく頑張ったと思う。

山小屋の人に教わり、すぐ上にあった救護所で高山病の症状を診てもらうことができた。救護所にはここにはドクターが駐在。アシスタントの医大生もいて、血中の酸素濃度を測ったり、ストーブで暖めてもらったりして手厚く見てもらった。診断としては、さほど重くないものの高山病。最終的に20分ほど酸素を吸入させてもらうことができた。酸素の効果はテキメン、すぐに元気になったが、小屋に戻るとまたすぐに横になり眠りはじめ。
ドクターの話では、体内に酸素を保持しておく能力も関係しているとのこと。子どもだと徐々に体内から酸素が減って行くのだそうだ。

夜中に1度目が覚めたものの、結局、翌朝の日の出まで 12時間近く睡眠を取った。

翌日は日の出を拝んだ後、早々に下山。5合目まで戻るとすっかりと元気になっていた。

長男の初富士山、最初はお鉢回りをしようと張り切っていたが、叶わず。これで山嫌いにならず再挑戦してもらいたいと思う。

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