Monday, December 25, 2006

まなび再考 12月25日

毎週楽しみにしている、日経の月曜日版、教育面。
今週の「まなび再考」は、高校生の履修漏れと関連して生徒の勉強する時間が減っていることについて憂いている記事だった。少子化により教員が生徒のためにかける時間を増やすことができるようになってきているので、課外や宿題を活用し生徒に学習させる努力も、現場の危機感の表れの一つとして触れられていた。

記事の危機感に共感をおぼえる。
ウェブ進化論」や「フラット化する世界」に感化されすぎかもしれないが、今の時代学生、生徒の競争相手は、国内だけではなく海外(インド、中国など)の教育に飢えている環境の人たちが相手になっていく。まだまだ生ぬるいと感じる。

Wednesday, December 20, 2006

日経kids+, プレジデントFamily

月曜日、電車の吊り広告で日経Kids+を目にした。
駅の売店で隣に置いてあったプレジデントFamilyと一緒に購入。

2誌を読み比べてみた。
中の記事を不覚まで読んだわけではないが、日経kids+は「商品購入ガイド」という感じに思えた。いかにもマニュアル世代受けするような比較記事がほとんどを占めている。
特集になっていた「塾選び」やランドセルの選び方ガイドが中心になっているようだ。
二つ目の特集の「子どもをだめにする夫婦関係」についても、ケーススタディや読者などからの事例を一カ所にまとめただけ、という印象だ。

プレジデントFamilyは最近続けて買っている。
一つ目の特集は「できる子は一点集中力が違う」として集中力を養う、身につける、というところにフォーカスされ、著名人の実践方法紹介や専門家の検証記事など様々な角度から、取り上げられている、という印象。
こちらの方が私は好きだ。
もう一つの特集の「頭が良くなる玩具50連発」もとてもタイムリーに感じた。
クリスマスプレゼントはもう買ってしまったが、子どもが楽しめて、しかも子どもの教育に役に立つものは何だろう、と考えることが最近多かったので、その頭には非常にマッチした。
うちの子どもたちも、そろそろボードゲームを楽しめるくらいになってきているのではないだろうか。

Tuesday, November 21, 2006

My family steps

"プレジデントFamily" の最新号が出ていることを、電車の吊り広告で知り、早速手に入れた。
今月の特集は、「お金と幸せ大研究--子育て夫婦全国2万人の実態調査」だ。

子育て世代の家族の、「年収、貯金、借金ランキング」「お金のゆとり」「心のゆとり」「仕事とプライベート」「有力校への進学」「子育ての方針」等々、様々なランキングや調査結果が並ぶ。

非常に「興味本位的」な内容だと思うが、自分もそういう一人。世の中の人たちと比べどの程度の位置にいるのか、見比べてしまった。

もうひとつ。「休日の遊び場ガイド」というコラムにて、三菱みなとみらい技術館が紹介されていた。
http://www.mhi.co.jp/museum/

先日書いたRiSuPiaと同じく、いってみたい施設だ。

Monday, November 20, 2006

月曜日の日経新聞朝刊は「教育」欄があり、楽しみにしている。
今朝の記事は興味深かった。

一つ目は「学び再考」というコラム。お茶の水女子大学教授、耳塚宏明先生。
高校の履修もれ問題について取り上げられていた。
NHKが全国の校長会会長宛に再発防止を尋ねた調査で、「現場の実態に合わせて学習指導要領を弾力的に運用できるようにする」という回答が87%に及んだという。目を疑った。
また、次のように結論している。
”逸脱”高校の選択は顧客のニーズに応えることが至上命令の、市場サービス理論をむき出しにした。たとえ顧客のニーズにそぐわなくとも教えるべきを教えるのが、公教育の使命ではないのか。
とのこと。
この点、ある種の使命、理念を持っている私立校などは市場サービスと使命をうまく両立させているのだと思うし、市場サービス理論を追求した結果は学習塾などに行き着くのだと思う。

もう一つの記事は広島大学教授、山崎博敏先生のもの。「朝の読書・質疑 学力高める」というタイトル。小学校5年生、中学校2年生をサンプルに、学力(国語、算数)と学校での授業や家庭環境の影響力の相関を分析した調査結果だ。4つのポイントに整理されたとのこと。

1.授業方法
「教師が1時間しゃべり児童がそれを聞く」という一方的な授業よりも、「朝の読書」を受けている児童ほど学力が高い。
また中学校では、
「質疑応答のある授業」や「プリントやドリルを使った授業」を受けている方が学力が高い
2.子供の授業態度
ノートに重要事項を筆記する子や、解けるはずの問題を間違えるとくやしいと思う子は、学力が高い

3.学級の風土
「先生のいうことを聞く」「集団としてのまとまりがある」ことは中学校の場合学力にはマイナス。
競争的風土の生徒がよく勉強するからか?

4.家庭での学習や帰宅後の活動内容
「学校の宿題をきちんとやる」「毎日、長い時間勉強する」などの自宅での学習取り組み具合が学力に大きな影響を与える。

だそうだ。自宅で取り組めるのは項番の4。あえて入れれば項番2も関わるだろうか。
学力だけを尺度にするわけではないので、この調査結果だけをよりどころにする訳ではないが、調査として興味深かった。

Sunday, November 12, 2006

My family steps: いじめ、自殺について

My family steps: いじめ、自殺について

自殺に関連して、Web記事を発見。
抜粋するが、

いじめ問題の解決は簡単といえば簡単ですよ

子供を異質な複数の所属にすること。
 学校と家庭というのが、二つの異質性になれば、それはそれでいいけど、それがどうやらダメっぽい。単純にいえば、家庭がそういう機能になってない。
言われてみればその通りかも。



はだいろ?うすだいだいいろ?

職場でのふとした会話から、
「最近『はだいろ』って使わなくなったんですってね」とのこと。
差別用語に触れる可能性があるため、なのだそうだ。確かに、言われてみればそんな気もする。

家に帰って、子どもたちの色鉛筆を見てみた。
「うすだいだいいろ」と書いてある。しかし、英名は Flesh Pink. ・・・・・ Flesh って肌のことではないのか?うーむ。

Webにて少し調べてみた。
いくつかの記事が見つかった。

サラダ文教社
http://www.megaegg.ne.jp/~sarada/sinnjyouhou.htm
三菱鉛筆・トンボ鉛筆・サクラクレパスは、以前より人の肌の色への固定観念を与える可能性があると指摘されていました『はだいろ』の表記を変更しました。
とのこと、
和名: うすだいだい
英名: Light Orange
なるほど。他にもいくつか同様の記事があった。

神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/kurashi/200504hatena/44.htm

色に関連して、もう少し興味を引かれたことをメモする。
色の一覧。
主に Webページ制作に関連して、色名(しきめい)とその実際の色、色の混ぜ具合が技術者には気になるようだ。
こうした色の一覧をながめていると、色名の多様さに改めて驚かされる。表題の「はだいろ」っぽい色にしても、あんずいろ、みかんいろ、たまごいろ、やまぶきいろ、ひまわりいろ、たんぽぽいろ、等々。
日本人の色の感覚、色名の多彩さは優雅な物だと感じる。

Color Dream Net
JIS慣用色名一覧
eWeb
JISの慣用色名(和名)
Wikipedia
JIS慣用色名

Sunday, November 05, 2006

はっぱひろい

小学校の総合学習にて、長女のクラスは育てていたカイコのマユで真綿を作ることにしたそうだ。
真綿作りには、日本真綿協会より指導員を招いての制作になるとのこと。
真綿作りではワタの間に葉っぱなどを重ねることでデザイン性をもたせる計画だ。

週末を利用して葉っぱを集めることにしたが、うちの近所ではまだあまり紅葉もしていない。果たして都合の良いきれいな葉っぱが見つかるかどうか。

金曜日の祝日には近所の披露山公園で落ち葉を拾いをした。
モミジ、イチョウなどの定番の葉っぱは見つからず、ケヤキなどの葉っぱを集めた。

土曜日は横浜公園へ行く用事があった。横浜公園にもたくさん木が植わっているので多少、違った種類の葉っぱが見つかる。また少し赤く色づいている葉っぱもあった。バリエーションが増えたように思う。

ふと、葉脈の標本のようにしたらきれいになるのではないかと思いついた。
横浜公園から戻ると早速資料を調べる。ウェブで検索し、次のサイトを見つけた。
パイプ洗浄剤を用いた葉脈標本の作製法
葉脈標本できれいなしおりづくり
重ソウで葉脈標本
他にも、いくつか参考になりそうなサイトをブックマークしておいた。 (http://b.hatena.ne.jp/tanakat03/%e7%90%86%e7%a7%91/)
パイプ洗浄剤を使った方法が一番お手軽そうに見えたので、この方法にてトライ。
水酸化ナトリウムの濃度が適切なパイプ洗浄剤を買ってきて、昼間拾った葉っぱの何枚かを浸けておいた。

待つこと3時間。一応、書いてある通りにやってみたつもりだが、葉肉を落とそうとしてもなかなか思うようにいかない。結局葉っぱがちぎれたりしてしまい、失敗に終わった。
うまくいかない物だ。また、トライしてみたい。

Saturday, November 04, 2006

いじめ、自殺について

最近いじめやいじめを原因とする自殺についての報道が多くなってきた。

日経ビジネスのオンラインサイトにて、 いじめが自殺につながる日本の「空気」とのコラムが掲載された。
多くの人がブックマークしているようなので、世間の関心の大きさがうかがわれる。

私も、覚書のため、この記事を見て思ったことを記しておこうと思う。

コラムの趣旨としては、「頑張りなさい」とのキーワードにより子どもたちには過剰に我慢させている、親や家族が子どもの逃げ場を作ってやらなければ子どもを追いつめることになる、といったことだろうか。

忍耐を美徳と考える趣のある日本社会の風潮に問題があるのではないか、という考えかたは一般紙やテレビ報道の「いじめがあること」についての非難がましさや、学校や自治体がいじめの実態を把握していなかったこと(それにより必要な対策を打てなかったこと)に対しての非難めいた記事とは対照的に思える。

コラムは次のように締めくくられている。
 ささいな人間トラブルが無邪気な子供たちを死に追い込む空気は、実は我々大人がつくり出しているのだと認識すべきなのです。
このことは心にとどめておきたいことだ。

いまのところ「いじめ」の心配はないが、子どもたちと対話していくことの重要性を再認識させられる。

Monday, October 30, 2006

毎日新聞 10月29日版 「暮らし豊に 役立つページ」より
「子どものブログ 注意点は」という記事。

サブタイトルの「日記感覚の危うさ、他人への配慮も」のとおり、記事の内容としては、子どもが書くが故のブログのリスクを次のようにまとめられていた
  • 自分個人が特定されてしまうような情報を自分で意図せず載せてしまうこと
  • 知らず知らずのうちに、他人のプライバシーを侵害するようなこと (個人情報、写真など)を掲載してしまうこと
これに対する対応策として、子どもに対して上記のことを注意するように親が指導すること、パソコンをリビングに設置し使用するときは親と一緒にすること、などが提案されている。

ブログに関するリスクに関しては、子ども向けに限らず大人でもブログを書く際には注意していかなければならないことだし、それなりに認知されていることだと思う。自分でも注意したいことだ。

子どもへの指導という意味では難点が多い。
  • どこまで子どものプライベートな文章に踏み入って指導をして良いものか
  • 文字だけでコミュニケーションを取らなければならないコミュニティーにいつ頃から参加させて良いものか
  • 等々
幸いにも、子どもたちはあまりパソコンを使いたがるには至っていないし、親としても積極的に使い方を覚えさせるつもりはない。
子どもたちに使い方を教えるには、熟考の上、段階を踏みながら覚えさせてゆきたいと思う。

Friday, October 27, 2006

RiSuPia

Blog記事
にてRiSuPia (「松下電器産業(株)が有明のパナソニックセンター東京にて運営する理科と数学(算数)の博物館」RiSuPia) の存在を知った。

おもしろそう。行ってみたい。
しかし、うちの子どもたちにはまだちょっと早そうだな。

同blogで紹介されていた、書籍、「オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ」吉田武著、海鳴社刊、読んでみよう。

Wednesday, October 25, 2006

防犯シミュレーション

妻の日記より、長女の帰り道での出来事を知る。(駅で、見知らぬ男女に写真を撮られたこと)
このことを知って、また セコムと話そう「子供の防犯」ブログ の記事を思い出した。

危険な状況を想定して、あらかじめ訓練をしておくこと。犯罪シーンのシミュレーションを行うことにより、子どもにその時の行動を考えさせ、備えること。

この、シミュレーションするということはけっこう有効な準備だと思う。
我が家でも考えてみようか。

Wednesday, October 18, 2006

子どもに携帯電話は必要か


長女が小学校へ入ったときにこのテーマを考えた。
最近セコムのブログサイトに表題のテーマでの意見募集が掲げられていたので、改めて考えをまとめてみようと思う。

セコムと話そう「子供の防犯」ブログ
<トラックバックキャンペーン>みんなで考えよう"子供の防犯""子供の安全"

携帯電話というデバイス対象ではなく、携帯電話のもつ個々の機能について要不要、他に手段がないのかなどを考えてみた。

【連絡手段として】
〈子どもから親へ〉
〈親から子どもへ〉

【位置確認手段として】
GPS機能などを利用して、親が調べるため

【緊急時の通報装置として】
子どもが自ら電話をかける
非常ボタン的な使い方

前回考えたことは、
連絡手段 (子供->親)
 公衆電話で間に合わないだろうか。
 子どもの行動範囲を考えると、訪問先の施設(学校、進学教室、友人宅)、駅など電話はありそうだ
 もう少し大きくなって行動範囲が広がれば、再検討の必要がありそうだ。

連絡 手段(親->子供)
 緊急時でなければ、あらかじめ行動予定を明らかにしておくことで連絡可能なはず。
 前項のような行動範囲(学校、友人宅等)であれば親からの連絡は可能。

位置確認手段
 これも前2項に似ているが、行き先を事前に知らせておくこと、行動予定を知らせておくことで事足りる。

緊急時通報手段
 この項目は緊急時の定義やどこに通報すればよいかなどの要素を考えるのが難しいが、
  防犯ベルで良いのではないか?
  子供が犯罪に巻き込まれたような場合に、携帯電話の通話や非常ボタンが使えるかどうか疑問。
  いまの携帯電話、ココセコムなどの位置通報サービスにどこまでの防犯効果があるかどうか疑問。 (どのような犯罪のどのようなケースには携帯電話を持っていることが有効で、どのようなケースには役に立たないか、スタディが出来ていない)
  
 さらに発展系としては、ココセコムなどを利用した現場急行サービスも考えられるが、上記と同じく子供が緊急時を認識して、非常ボタンを押せるかどうかに疑問を感じる。


携帯電話でしかできないことは次の様なことだと思うが、それが必要な場面はほとんどないと思われた。

  • 親から子どもへの連絡(通学中、移動中など)
  • GPSを使っての位置確認(検索)

また携帯電話を持たせたい理由の一つには防犯があると思うが、前に上げたとおりケーススタディが出来ていないし、過去にニュースになったような子どもを対象とした犯罪(誘拐など)が、携帯電話を持っていれば防げたかどうか疑問だ。
不審者情報が聞かれるようになり、わが子に危害が及ぶのが怖い、という意見を目にするが、 不審者に危害を加えられそうになったときに、子供が携帯電話を持っていたからといって、なにが出来る?親に電話?110番?仮に親に電話がつながって、その時親はなにが出来る?
これらの疑問に、自分で納得できる答えは見つけられなかった。


一方で子どもに携帯電話を持たせることの弊害、心配事、リスクはないのだろうか
通話料金
 
通話先限定、通料金上限設定などのサービスはあるが。

メール利用に伴うリスク
 文章での意志疎通の難しさ、出会い系、迷惑メール(脅し、不当請求など)
 メールが利用できない端末にしても良いが。

ケータイウェブ利用に伴うリスク
 メール利用のケースとほぼ同じ
 通話同様にパケット料金の観点での懸念はある。

子ども携帯電話への想定外の着信
イタ電、間違い電話、悪意のある電話(嫌がらせ)

学校での授業の妨げにならないか
 不意の着信、メールが気になる、等々

結論としてはありきたりだが、各家庭の事情の応じて決めればよいことだと思う。
我が家では、今のところ携帯電話は不要との結論に至っている。

子どもの成長に応じて段階的に利用できる機能を制御可能な携帯電話があれば、使わせるかも知れないなぁ。


セコム「子供の防犯」ブログ×BlogPeople トラックバックキャンペーン

10月17日の日経のコラム


10月17日の日経のコラム「大機小機」ではWeb2.0が取り上げられていた。

従来のテレビ、新聞、書籍、雑誌ではない、一般大衆がブログなどを通して情報を発信する時代。
こういう時代になってくると、情報の価値は人に読んでもらう、利用してもらうというところに生じてくる。
ウェブやブログで発信する情報に価値を持たせるため、多くの人に読んでもらうためには、ウェブページ、記事に含まれる情報に価値があること、読みたくなるように書かれていることが重要になる。
コラムの表現では作文力が必要で「『知識』よりも『知恵』」だという。
教育改革で大切なのは知恵を育むための作文力養成なのではないかと述べている。

作文を知恵と呼ぶのは疑問を感じるが、コラム全体のトーンとしては最近読んだ何冊かの本の内容にも通じているし、それを元に自分が持った考えとも一致。

子どもたちへの教育方針としては自分の考えをまとめ、組み立てられる道具として、「作文」訓練をさせること。そのためにたくさん読書をさせることが現時点でさせるべき勉強だと思う。

Sunday, September 24, 2006

前にも書いたかも知れないが、最近、清水義範氏の文章が気に入って良く読んでいる。

先日図書館で借り、わが子に教える作文教室、講談社現代新書を読んだ。

私が理解した範囲で、要点を抜粋しメモしておこう。
長女が借りた作文の書き方おしえてよ 1・2年も斜め読みしてみたが、概ね要点は同じように感じた。長女は、早速この本に書いてあった技法を日記に用いていたようだ。

  • 子供をやる気にさせる
気軽に文章を書けるようなお膳立てをする
たとえば、親子で手紙を交換する、家族新聞を作成する、など。

# これは早速取り入れてみようと思う。どんな形だったら、自分が息切れせずに続けられるか、ちょっと考えてみてから。
  • ほめてその気にさせる
やってはいけない例
 -字が汚い、丁寧に書きなさいなどの指摘
 -また同テーマの作文(日記)か。たまには別のことを書きなさい。など、子供のやる気をそぐような指導
とにかく、良い点を見つけてほめるようにする。最初のうちは、「長い作文が良く書けたね」などのほめ方でも良い。

また、作文に書かれたことについて、道徳の観点のみで指導するのはもってのほか。
(この本の場合、テーマが「作文指導」のため。 家庭での教育ではまた観点が異なるはず)
  • ことばで遊ばせる
しりとりや、だじゃれなどを普段の会話から用い、言葉の感覚を養っておかないと、文章には反映されない。
  • テンとマルの使い方。
子供の文章は、何かと「~して、~して、~して」と長々と一連の出来事が続けて書かれがちだ。一方で、句点は本来意味の区切りに打つべきだが、子供の作文では書くときの思考の区切りに打たれがち。よって、テンは少なめに。マルは、文章を短く区切るために多めにさせる。というのがこの本での要約。

# このことは、とりあえず頭の隅に置いておこうと思う。長女の書く文章については、しばらく眺めていよう。
  • テーマを絞る/タイトルは最後に付ける
子供の作文のタイトルにありがちな、「~~したこと」という題は加工としている出来事の全体を包括しすぎている。
テーマを絞り、その出来事の中で一番印象に残ったことを書くようにすると同時にそのしぼったテーマに合う題を付けるため、文章を書いた後で題を付ける

# 長女の日記を、昨日、今日の分を見たら、これまでの学校の指導のおかげだと思うが、このレベルのことは出来ているように思う。

# これから以下の部分に関しては、「なるほどな」と思うが、さし当たりは知識に留めよう。長女に当てはめて行くにはまだまだ先のことだろう。
  • 擬人法・比喩を使ってみる
  • 接続詞を使う
「それで」など一つの接続詞だけでで文章をつないでいくと文章が単調になる。
接続詞で文章をつなぐためには、前後の論理的構造がなければうまくつながらない。特に文法を意識せずとも、意味が通るようにさせるために、文章を考えなければならなくなる。

子供たちに考える刺激を与えるために、使わせてみたらよいと思う接続詞が挙がる。
 それで、だから、すると、けれど、ところが、なのに、そして、それから、その上、ただし、または、それとも、次に、
  • 形容詞が使われるようになってくると
形容詞は書き手の感じ方が良く表現される。形容詞が足りないと思ったら、「それはどんな形だったのか、硬かったか柔らかかったか」など、質問をして子供に思い浮かべさせてみる。
  • 手紙を書いてみる
実際には出さない、架空の手紙を書かせてみる。
  • 子供の得意な文を見極める
子供の性格により、得意な文章の分類があるようだ。そのような特性があることを知っていると良い。
文章の種類:
調査報告文、物語、観察文、事実を新聞記事のように書くこと、宣伝文、等々
  • 良い手本を見せる/人の作文を読む
親が子供の手本となる。
本をたくさん読ませる。

# これも学校の指導のおかげ、比較的実践できている用に思う。
  • 読み手がいることを意識させる
書いたことが独りよがりになっていないか、読み手の理解のために説明が必要な部分は説明をしてあるか?
今度から、日記や作文を見るときにはこのようなことを気にしながら読んでみたい。
今週の本

日曜日、図書館へ行き、新しい本を借りてきた。

長男はなんでも世界一シリーズにはまってきた。今週は第2巻、「乗りものと機械」だ。
乗りもので世界一となると、スピード競争のようになるが、時代と共に記録が変わるのでこの手の本には向いていないかも知れない。初版が1996年なのでちょっと最新ではないという感じが分かる。
本の前半部分は、科学や発明の歴史っぽくなってしまうのは仕方がないのだろう。
長男は、先週借りた第3巻「地球と宇宙」が気に入って、竜巻のページや、火山のページをコピーした。
今回の本も、気に入ると良い。

長女は
魔女図鑑―魔女になるための11のレッスンを借りたり、藤真知子氏の「いたずらまじょ子」シリーズの表紙をコピーしたり。
今度ハロウィンパーティーを行うそうだが、それに向けて準備を始めたようだ。
魔女図鑑は昨年の長女の誕生日の時に丸善・丸の内本店のブックアドバイザーより紹介され、いつか購入してみようと Amazon のウィッシュリストにも加えてあった物だ。図書館で書架を歩き回っているときに見つけ、長女に見せるとそのまま貸し出し品に加わった。10章 魔女のお祭り にはハロウィーンの解説も載っている。ハロウィンの準備にはちょうど良いだろう。今回借りることが出来て良かった。
キジバト巣を放棄 

タマゴが落ちていた翌朝、いつものように巣を見上げるとどうも中にはハトはいなくなっている様子だ。
また、玄関先には、巣の材料と思われる小枝が散乱していた。
気になりつつも、そのまま出勤。妻にも昼間見ておいてもらうようにことづけた。

土曜日、はしごをかけ、巣を覗いてみた。
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巣は崩れているし、残っていると思ったもう一個の卵も見あたらない。やはりヘビなどにおそわれたのではないだろうか?
雛がかえるのを楽しみにしていたが、残念。

今さらながら、キジバトの生態を知ろうと、Web検索。いくつかのサイトがあったのでここにメモしておく。

神戸新聞連載第61回 トップに戻る キジバトはなぜ、いつでも産卵できるのか?

きじばとのこと

Yahoo!鳥類図鑑

TEPCO : 生きものたんけん隊|バーチャル自然観察

また、上記サイトの中で書籍に関する記述もあった。
「キジバトのなかまたち」 日本野鳥の会(編集)野鳥の会(編集)谷口高司氏著 あすなろ書房刊

図書館にも蔵書があるようだから、借りてみようと思う。
キジバト2 

キジバトが巣を作りはじめて2週間くらい経つだろうか。

ほぼ毎朝、巣を見上げても巣の中にハトがすわっているだけで変化がない。夫婦で温めているらしく、たまに2羽のハトが入れ替わる。
2階の窓から覗いても、ここからもすわっているハトが見えるだけ。あまり覗きすぎてたまごを放棄してもつまらないので、ただ静観するしかない。つまらないなぁ、早くひなが孵らないかなぁ、と思っていた。

木曜日の朝、家を出るとたまごの一つが落ちていた。
中からはクチバシらしい形も見えている。
誤って落としたか、わざと落としたか、あるいはヘビに狙われたか。
いずれにしても残念だ。
たまごは2つあったので、もう一つが無事生まれるとよい。
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Saturday, September 23, 2006

誕生日に送った本
長女はもうすぐ誕生日。恒例によりまた本のプレゼントを選んだ。

昨年同様に丸善・丸の内本店で、店員からのアドバイスをもらいながら選んだ。
昨年までは、まだ絵本が中心でチョイスしていたが、2年生になってからとても良く本を読むようになった。
長くつ下のピッピは最近図書館で借りて読んでいたし、先日借りたロアルト・ダールの、ぼくのつくった魔法のくすりはあっという間に2/3くらい読んでしまった。



そんなことも店員に伝え、勧めて頂いた中で、今回プレゼントにした本は、「きかんぼのちいちゃいいもうと」シリーズの(2)「おとまり」というものだ。
楽しんでくれると良い。

長男へのプレゼントは「おとうさんはタツノオトシゴ」。長男の大好きな「はらぺこあおむし」とおなじ作者、エリックカール氏。2006年9月の新刊本のようで、丸善では平積みになっていた。


海の好きな長男にちょうど良いと思い、購入した。気に入ってくれると良い。

Tuesday, September 19, 2006

今週の本

長男は、先週に引き続きなんでも世界一の3巻 「地球と宇宙」を借りた。太陽系の星に関してのデータ。地球に関してのデータが並ぶ。1996年出版のこの本には、当然ながらまだ冥王星が惑星の一員に名を連ねている。
地球のデータに関しては、世界一高い山、大きな断層、深い湖などが並ぶ。なかなか面白い。

それから、小学館の図鑑NEOシリーズ恐竜も貸し出し。このシリーズの図鑑は我が家には必需品だ。水の生物があるが海岸で見つけた生き物を調べたり、水族館へ行ったあとで図鑑を開いてみたりして役に立てている。最近、長男は恐竜に興味を持っているので、借りてみた。

長女は、迷いながらも次の本を借りた。
私が書架を歩いていて見つけたライオンと魔女と衣裳だんす。「ナルニア国物語」の原作だよ、と教えるとすかさず貸し出し品の中に加わった。私も読みたいので、夜中にでも読んでみよう。

それから、ぼくのつくった魔法のくすり。やはり書架からロアルトダールのコーナーを見つけて手に取った。長女に「チャーリーとチョコレート工場」の作者が書いた本、だと言うことを教えると、中身をパラぱらっとめくって自分でも読めそうだと確認すると、これも貸し出しに追加。

もう一冊は作文の書き方おしえてよ 1・2年。最近、日記を書くのに行き詰まっていることが多いので薦めてみた。いやがるかと思いきや、これも手にとって貸し出しカウンターへ向かった。

そのほかに、何冊かの物語(日本の民話)を借りていたようだ。
良い本をたくさん読んで欲しいと思う。

Monday, September 18, 2006

「うる覚え」?
うろ覚えの間違いじゃないのか?仕事のメールに書かれた言葉を見て疑問を感じた。この用例に限らず会社内外、ウェブサイト等々ではけっこうな確率で誤用に出会う。
とはいえ、自分の思いこみが正しいとは限らないので、Webを検索して調べてみた。

そこで見つけたのが「誤字等の館(ごじらのやかた)」
http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/index.html

うる覚えの誤用も載っている。(というか、「うる覚え」を検索してこのサイトにたどり着いた)
http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/hirago014.html

どのような要因で元の言葉と取り違ったり言い間違ったりされて行ったのか、その経緯を推測、分析がなされていて面白い。さらには、その間違え方を分類し、命名までされている。

参照時点で、分析されている誤用の言葉(誤字)は160近く取り上げられ、さらにはこのウェブサイトを元に「バカにみえる日本語」のタイトルで書籍化されているようだ。

このサイト、なかなか誤用にいたるまでの分析が面白い。今後、不思議な用法に出会ったときのために覚えておこうと思う。

Wednesday, September 13, 2006

最近、部屋の中にムカデが出没するようになった。

夏以来、アリの駆除を業者に頼んでやってもらっているがそれとも関連しているのだろうか。

あるときは、長女が夜寝るため階段を登りかけたとたん、血相を変えてかけ戻ってきた。行ってみると15センチほどのムカデが階段でのたうっている。

ムカデについて調べようと、Webの図鑑を当たってみた。
家の中でよく見かけるやつは、トビズムカデというらしい。

また、図鑑関連のページを集め、ブックマークしてみた。
http://b.hatena.ne.jp/tanakat03/%e5%9b%b3%e9%91%91/


Monday, September 11, 2006

今週の本
子供たちはほぼ毎週図書館に行って新しい本を借りてくる。

その中で気になったものをピックアップ。

なんでも世界一 第4巻  デヴィット・ランバート(文)、新妻明夫(訳)、岩崎書店刊
長男が図書館で今日、最初に手に取った。
普段なら、一気に貸し出し限度の6冊を選んでくるのに、今日はこの一冊を手にしたら早速開いて中を見始めた。
恐竜、動物、海中の生物、いろいろな角度から世界一のものが書いてある。とても興味をもって見入っていた。

それから、
海辺のともだち 構成/松岡達英、絵と文/下田智美、偕成社刊
森のずかん海辺のずかん、同様に松岡達英氏の本だ。
図鑑のように精密な絵と説明が載っていることに加え、全体が物語仕立てになっているので、子供たちも興味を持ちやすいのだろうか。
だんだん、このシリーズにはまりつつある。
キジバト営巣 
我が家でキジバトが営巣を始めた。気づいたのは1週間ほど前。

ある日出勤で家を出ようとすると、玄関の真上あたりから鳥が飛び立つ音がした。
その後も妻、子供たちがよくよく見てみると、キジバトが巣を作り始めていた。

つい最近、長男のやっている幼児通信教育の教材で「きじばとのあかちゃんのはなし」が配られたばかりだったので、とてもタイムリーな出来事だ。

今日は、巣の上の2階の窓から覗いてみた。ハトが驚いて飛び立った後には、タマゴが。
長女には、観察日記をつけるように勧めた。
ヒナが巣立つまでの間、しばらく玄関の上を見上げる日々が続きそうだ。

ちょっとわかりにくいと思うが、写真も掲載。
一応、真ん中に写っているのですが。

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Sunday, September 03, 2006

図書館でのこと、
児童向け書籍のフロアの一角に、パソコン入門、インターネット入門、のような書籍が集められているところがある。

興味を持ち何冊か開いてみたが、文字の入力方法を解説しているページを見てふと疑問に思った。
「小中学生のための・・・」と銘打っている子供向けの入門書だが、ローマ字入力方法を解説してあった。小学生ではアルファベットはならっていないし、ローマ字も習っていないと思ったからだ。

でも、ちょっと考えが古かったようだ。ちょっとWebを検索しただけだが、最近は小学校4年生でローマ字を習うらしい。おそらくは、パソコン、ワープロの使用を考慮し、「学習指導要領」に盛り込まれるようになったのではないかと想像する。
そういえば、私と同じ会社を辞めて教師に転職した人のブログにも4年生の指導でローマ字を教える記事があったなぁ。

わざわざ、アルファベットやローマ字の綴りを教えなくてもパソコンの文字入力は「かな入力」すれば良いのに。1年生で習うひらがながキーボードに刻印されているのだから、その通り打てばよいと思う。
特にローマ字ではまだ表記のゆれが存在し、特に拗音、(ちいさい「ゃ」「ゅ」「ょ」)の入力では、ヘボン式と訓令式で綴りが違う。そんなことに惑わされずに、書きたい通りにかなで打てばよいのに。

私は、ヘボン式の綴りがすぐに頭に浮かぶので、「しゃ」-> sha とか、「じゃ」-> ja と入力するが、タイプ訓練ソフトなどでは訓令式が採用されているケースが多く、それぞれ "sya", "zya" でしか正解にされない。どちらでも正解なのに理不尽に感じる。
一方で「つ」->"tu"、「し」->"si" とも入力する。こちらはタイプするキーが少ないことが理由。気持ちからすると"tsu", "shi" と打つ方が自然に感じる。

ちなみに私は「かな入力」派。実際の文章の入力でローマ字入力をすることは少ない。

でも「子供のパソコンの使い方について考えること」で書いたとおり、小学校の低学年のうちからパソコンを使わせることもないので、あまり考え込む必要もないかも知れない。

矛盾するようだが最近困ったことと言えば、自宅のパソコンで子供たち用のアカウントをセットしたときのこと。子供たちのIDはアルファベット綴りで作成したが、いざログインさせようと ユーザーID+パスワードを入力させようとしたときは、自分の名前をローマ字で入力させることを説明できなかった。
結局、WindowsXP で、ログオン方法に「ようこそ画面を使用する」、オプションに思い至り、その心配は解消された。(普通はそんなことで悩まないのでしょうが・・・)

しかし、Webを検索してみると、結構ローマ字入力を解説しているサイトが多いみたいですね。
ブックマークしてみましたが、かな入力しているのは無駄な抵抗のようにも思えてきた。(しかし、仮名入力の方が速いんですよね)

子供たちに聞くと、ひらがな入力については、「だって並んでる順番がばらばらでよく分からないんだもん」とのこと。まったく子供の言うとおり、
かなの配列はJIS規格に依るものだが、そのうち、その由来でも調べてみようかと思う。

ふと感じたことを書いておこうと思っただけなのだが、結構深いテーマのようだ。

Wednesday, August 30, 2006

Podcast 「伊藤洋一のビジネストレンド」から、
ちょっと古いが 第46回「夏休みにこれだけは読みたい本」を聞いた。その中で、最近自分が感じていること、子供たちにさせたいことと共通することを話されていた。
自分の考えを表現できるようになるためには、本を多く読むこと。他人の書いた文章を読まなければ自分の考えを上手に表現することはできない。
将来、子供たちが大きくなる頃には、ますます自分から情報や考えを発信していかなければならない時代になると思う。そんな時代に備え「自分の考えを表現する」能力を身につけさせるべきだと思っている。

「自ら情報を発信する時代になる」そう思う一方で、発信する情報のには内側と外側を区別することも教えなければならないと思う。プライバシーやセキュリティ、あるいは他人に対する誹謗中傷など、発信してはいけないことがある。内側に留めておくべき情報として一線を引き、区別することが必要になってくる。セキュリティやプライバシーなどのガイドラインや、子供向けのネットのマナーのお勉強ページなど読めば一応解説はされているものの、知識として頭に入れた上で実践しながら体得させていきたい。

この一線をどこに引くかということも大切だ。今現在は明確なガイドは無いのではないか。
個人個人の考えに依るところもあるだろうし、私自身が試行錯誤しながらほどよいところを見つけようとしている。

と考えていたら、オルタナティブブログ、永井さんの「ブログに書けること、書けないこと」という記事にヒントになることが書かれていた。
これも参考にしたい。

Tuesday, August 29, 2006

最近、清水義範氏、西原理恵子氏著の爆笑お勉強シリーズにはまった。
一番最近読んだのが「もっとどうころんでも社会科

最終章の「家族甘いかしょっぱいか」に気になる部分があったのでメモする。
 ・・・核家族化はまぎれもなく進んでいる。家族の単位が小さくなり、子が結婚して出て行くまでの短期間のものになっていくのだ。ひとつの家族の存在期間が三十年ぐらいだったりする。
 家族とは、もともと、経済や子育てや教育上に有効なだけではなく、感情的一体感をもてる場である。
けっこう共感を覚える箇所だ。特に「子育てや教育上に(家族が)有効」というあたり。家族の環境が子供たちを育てていく中で大切な場になっている。兄弟げんかでどんなに親がきりきりさせられても、それは大切なことだと思う。
かといって、昔の大家族の生活様式が復活するわけではないし。
家族に厚みを持たせる意味でも、祖父母、親戚との関わりは深く持っていた方が良いのだろうなぁ。
ちょっと論理の飛躍があるが、「親は大事にしなければいけない」と思った。
「森のずかん」をみて、
キャンプなどの自然体験、自然教室を子供たちに体験させてやりたいと思う。

エコツアー、それから馴染みのある「軽井沢」というキーワードで検索。

ブックマークしてみた。

軽井沢といえば星野リゾート。星野リゾートと組んで軽井沢のエコツアーを主催するピッキオ
ちょっと短絡的すぎるか、とも思うが、参加してみたいツアーだ。
先日図書館から「森のずかん」 (福音館書店--かがくの本)を借りてきた。
図書館がしまる間際に、長男が「これも借りる!」と慌てて加えた一冊だった。

さっそく子供と一緒に開いてみたが、挿絵は豊富でしかも「かがくの本」らしく精密な描写。
森にキャンプに来た家族の行動を描き、それぞれのシーンで見られる植物、昆虫などを説明している。
これを見て、「子供たちと一緒に、森でキャンプしたい」と思った。

すばらしい本だったので入手しようとWebを探してみたが、残念ながらすでに絶版の様子。
図書流通はよほどのベストセラーでない限り絶版は宿命なのだろうが、入手できないとは残念だ。

この本の著者、松岡達英さんの著書には他にも、「海辺のずかん」他、自然科学の絵本を多数出版されているようだ。

絵本ナビ 作家紹介 - 松岡 達英

Wednesday, August 23, 2006

百ます計算

長女が学校でやっている百ます計算(呼び名は違うが)。
娘の通っている学校のオリジナルだと思っていたが、雑誌などでも言及されていることに気づいた。

Webをサーチしてみると、たくさん出てくる。
自分で作ったプログラムを掲載している人たちが多数いることが分かった。
百ます計算
Niftyダウンロード

同級生のお父さんで、上の学年にも子どもがいる人から「そのうちねぇ、掛け算とか割り算とかでてくるんですよ」と聞いていたが、そのような計算まで網羅されているものも存在する。

また百ます計算は陰山メソッドという学習方法論で、使われている練習方法だそうだ。
この、方法論についての議論も起こっているようで、これもwebから多く見つかる。
百ます計算論争
「百ます計算」をやめた理由と改善策
百ます計算の賛否は?
教育が分かっていない教師たち--百ますはいい?だめ?

こんなに有名なドリルだと思いませんでした。
自分の無知さ加減が恥ずかしいです。

Tuesday, August 22, 2006

プレジデントFamily を購入。

教育に関する情報を集めようと思ってのことだが、買ってみてちょっとびっくり。広告が意外にも少ない。
こういう雑誌に広告を掲載している企業などの情報を知ろうという思惑もあったのだが。

記事の内容としては、
小学生の子どもがいる我が家にとって、直接役立ちそうな記事は1, 2 件。 "COLUMN:::KATEINO SHITSUKE" とグラビア記事の "未来の泰斗"。

コラムの「子をしつけるには、まず自分の習慣を見直すことから」という結論は、本当に共感を覚える教訓だ。

Monday, August 21, 2006

文章題より派生して

和算に興味を持ち、ブックマークを作成。
眺めてみると、amazon の商品へのブックマークばかりなので、コレクションも登録してみたが、画像のない本ばっかり。これは失敗。

Thursday, August 17, 2006

投稿のテスト

バックリンク

最初の記事にリンクを張ってみる。
子どもに使わせるPC

子どもたちにものを覚えさせるとき、はじめに道具を与えてしまい、理屈抜きに体得させてしまうのもひとつの方法だと思う。
PCもそうやって使い方を覚えさせてもよいと思っている。

その一方で、出会い系とか有害サイトとか実際に子どもたちには近寄らせたくない部分も多くなってきている。
関連しそうな記事をブックマークしてみた。

自分がPCを手にしたころ---少なくとも会社に入るころまではPCなどはスタンドアロンで使うものだったので、有害サイトなどの心配はなかった。PCの使い方の大半はゲームをするためだったが、その一方で仕組みなどを理解することに役に立っていたとも思う。

今でもそのような環境は与えられないだろうか。

我が家に、古いPCがある。子どもが生まれるときに、ビデオ編集でもやろうと思って買った Sony VAIO (モデルS600 Pentium II という古いモデル)ものだ。
これを使って何かできないだろうか。
Windows95 を導入し、スタンドアロンで使わせるか、それともこれからの時代に向けLinux くらい使えるようにさせるか・・・。
算数、子どもに考えさせること。

最近読んだいくつかの本から、自分なりに得た考えは「子どもには、考える(自分の意見を持つ)訓練をさせるべし」ということがある。

そんな視点から、webをウォッチしていて共感を覚える記事をいくつか発見した。

Life is beautiful: 子供の塾の教師に学んだ「考える力」を養うことの重要性
鶴亀算を子どもに教えるために方程式を持ち出したら、「方程式を使わずにさまざまな問題を解く訓練をさせることが子供達に「考える力」をつける意味でとても重要」との理由で塾の教師にしかられた、とのこと。

また、今日(8月17日)、日経朝刊の特集記事「ネットと文明」には次のような箇所があった。
<略>難問の宿題を小学五年生に出した。狙いは考える力の検証だ。<中略>ところがある児童が提出したノートに鉛筆の跡はない。<中略>ネットで検索したページのコピーがそのまま張ってあった。<後略>
子どもとインターネットを考える上でのひつとの回答だと思う。

私たち大人は「子どもが自ら情報を集め、集めた情報に基づいて考察を加えるための道具としてインターネットが使えるようになればよい」と考えるが、当の子どもたちは「インターネットで答えが見つかれば『効率がいい』」と考えるのだろう。

「子供のパソコンの使い方について考えること」でも書いたとおり、子どもが小学生・中学生のうちは大人と一緒に使うようにさせないといけないだろう。

Tuesday, August 15, 2006

昔自分が書いたものをみて、改めて最近思うことなどをまとめてみた。

子供向けのウェブサイト、とか子どもが安全にインターネットを利用するために、親はどのように教えればよいか、なんていうことをまとめたページやニュース記事を最近目にするようになって来た。

こちらや
121ware.com>サポート>子どもと安心・安全に楽しむためのパソコン講座
こちら
ITmedia News:子供のネット利用の責任は保護者に――米調査
を見てみましたがどちらも次のようなことを共通にあげている。
  • 親子で一緒に、インターネットの危険について考える
  • ルールを決める
  • 子どもがパソコンを使うのはリビングで、大人と一緒にする
  • 対策ソフトなどを利用し、有害サイトのフィルタリングを行ったり、ウィルス対策を行う。
そのほか、「子供向けの検索サイトを使う」なんていうのもあった。
Yahoo きっず
キッズ goo

こういう検索サイトにも、安全のためのガイドなんかが掲載されている。
ぼくのわたしの「7つのルール」
ネットのマナーABC


上記の子供向け検索サイトを使って、どんな検索結果が出るのか試してみた。やはり子ども向けに検索結果をコントロールするようになっているようだ。 Yahoo の方は検索の対象とするページをかなり絞っているように思う。 goo のほうは、普通の検索エンジンの結果から子ども向きでないものを落としているような印象だ。
たとえば、たまたま長女がフィボナッチ数列に興味を持っていたので、"フィボナッチ"で検索するとYahooでは一切引っかからないのにgooだと10,000ページ以上ヒット。検索結果の上位には wikipedia のフィボナッチの項目も出てきている。
同様に、先日家族で「夏休みコンサート」を見に行ったので"日本フィル"を検索したが、Yahooはヒットしないがgooではオフィシャルウェブサイトを結果として表示。

ざっと見た印象だと 「goo の方が使いやすそう」という感想です。


ところで、こういうニュースを見つけました。
Yahoo!ニュース キッズケータイを“警戒” 全日空「電源切り完全に」
飛行機に乗るときは、携帯電話、電子機器の電源を切る、というのは、普段仕事で飛行機を利用しているようなビジネスマンには当たり前のことですが、同じ仕掛けの道具でも子供向けになると「持っている人が電源を切れない」なんていうことが起きるのですね。ハイテクも諸刃の剣ですね。

子供のパソコンの使い方について考えること

以前、学校へ提出するノートに書いたことをここにも載せる。

長女の調べ勉強で、情報収集を助けるためにウェブ(インターネット)を使うことが多い。今はまだ私が調べ、その結果を印刷して渡しているだけだが、そのうち自分でパソコンを使って調べるようになるだろう。
ちょっと将来のことだが子供がパソコンを使うことについて考えてみた。

まず、調べ勉強についてだが、調べることについてインターネットに頼るのはとても偏ったことだと思う。実際にその場所に行ったり直接話を聞いたり、図書館で文献を調べたりした方が学び、得ることは多いと思う。
まだ、小学校低学年の長女では集中力が持続できなかったり調べる対象の興味を持続できないということがあるため、親が短期間(二、三日から一週間程度)でまとめさせようとしているので、自力で深く調べることが出来ていないのが残念だ。

その他、パソコン全般的なことについては、小学生のうちはとくに(積極的に)使わせる必要はないと思う。
小学生の高学年・中学生になり必要な場合は居間のパソコンを親といっしょに使えばよいだろう。
中学生後半では自室で使ってもよいと思うが、インターネットは接続させないつもりだ。

~~~パソコンを使って勉強に役立つかどうか(科目別)~~~

国語、算数:
使い道としては清書のための道具として割りきるべき。またその目的ですら小学校では使う必要はないと思う。
計算させたり漢字を呼び出したりしては勉強にならない。
→中学、高校になってから使えばよい。

理科、社会:
知識を得るため、調べごとのためにインターネットを使うことは考えられる。
有害サイトのことを考えれば親といっしょに使うことを義務づけてもよいだろう。
自室での利用など当分先、高校生か大学生になってからでもよい。

コンピューター:
コンピューターそのものの学習。コンピューターがどのように動くのか、とかネットワークにどうやってつながっているかなどを学ばせる。
これは有用だと思う。一年生、二年生のうちは時期尚早だと思うがいずれ教え込みたいと思う。
また、この応用としてプログラミングを覚えさせてもよい。ものごとを順を追って考えたり論理的な考え方を身につけられることを期待して・・・

~~~パソコンを使って出来ること、という観点で(機能別)~~~
出来ること:
ワープロ、表計算、プレゼン(発表資料の作成)、画像(静止画)の表示・編集、音楽再生、音楽作曲、映像(動画)の再生・編集、など

その他、子どもが使いたがるだろうパソコンの用途
ゲーム、メール、ブログ、掲示板などのウェブ

会社で聞く先輩の話では、小5、小6でブログを書くのに夢中だとも聞く。家庭の考え方や方針によっても社会情勢によっても物事の善し悪しはときどきで変わるのだろう。社会環境の変化にはよくよく注目し、考え、判断して行きたい。

プレゼン:
会社ではさんざん使う、このソフト。会社に入ってから使い方をならうのでそのときから使い始めるようでよいだろう。早くても大学から使い始める程度でよい。
発表資料を作るには便利なのだが・・・

絵を描く:
最近では白紙から絵を描くことはあまり無い。デジカメの画像を処理するくらいの用途か?
画像に対して何をやりたいか」がまずあり、パソコンはそれを実現するための道具、と割り切れば必要に応じて適宜使い始めれば良いと思う。

音楽:
iTunes Music Store など、インターネットでの音楽配信は、今後普及するだろう。私たちのころの Walkman 程度に考えておけばよい。
作曲という用途もあるが、前提として楽典の知識が必要だと想像する。(必ずしもそうではないかもしれないが)
作業を手助けする道具としての用途なので、小学生高学年か中学生になってからでよいだろう。

映像:
子ども向け歌番組(おかあさんといっしょのうたなど)をパソコンに録りためてあるので、幼稚園の長男はパソコンを「こどものうたをみる機械」と思っているかもしれない。
また、動画の編集は家でたまにやっている。子は親の鏡、私がやっていれば自然と覚えるのではないか。
利用方法の一端を知る、という意味では良いと思う。
映像編集が発展し、ひょっとして、映画監督にでもなれるか・・・と期待を抱くのは単に親ばかなだけ。

ゲーム、メール、ブログ、インターネット:
やはり怖いのはインターネットの有害サイト。
当面は近寄らせないつもりだが、あまり遠ざけすぎても学ぶ機会を失う。
親も勉強しながら、使い方は子どもと一緒に考えていきたい。

とりとめなくなってしまったが、今回はこの辺で終わる。

Sunday, August 13, 2006

いやでも楽しめる算数」清水義範 -- 第7話 文章題が嫌だったのだ から引用

「文章題を解くのに必要なのは算数の能力だけではなく、問題の意味を理解するため国語力が必要」
一方で、
問題になる文章は国語的にしっかりしていなければならない。
問題が悪文であったら何を答えればいいか分からない。
問題文の悪文の例として、いくつかの○○算があがる。
つるかめ算
旅人算
植木算
仕事算
流水算
設問では状況の設定がいかにも不自然で、問題の読解よりもシチュエーションの不自然さに気をとられてしまうようでは、文章題の読解力を試す本質を阻害してしまう。
たとえば
ツルとカメがあわせて8匹、足の数があわせて26本であるとき、ツルとカメは何匹いるか。
というときに、足の数だけを数えるような状況が考えられない、というのだ。ツルとカメを数えるときにあわせて8匹、とは、数えた結果でありその過程で何匹ずつか分かっているはずだ。というのだ。
なるほどね。だけど、それはそれで問題として割り切らなければならないし、子どもにもそう教えるしかない。が、そのように問題文の不自然さに気をとられてしまう子どももいる、ということを認識しておこうと思う。

文章題に限らず、問題文を理解・読解するためには読み取るだけの力が必要だと思う。やはり小学生の時期には国語の力を養うことがとても大切なのではないかと思う。
『はじめてわかる国語』について触れられている記事をイントラネットのblogサイトで発見し、触発されて読んでみた。
もともとは講談社の「小説現代」に連載されたエッセイを集めたもののだそうで、爆笑お勉強シリーズ第6弾なのだそうだ。
結構面白かったので、このシリーズもの、清水義範氏、西原理恵子氏コンビの作品シリーズを読んでみることにした。

自分の覚えのために清水義範氏シリーズをブックマーク。
テレビについて

最近妻ともたまに話すことだが「最近のテレビ(地上波・民放)ってつまらないね」。
子供(小学生)の宿題が結構多く、放課後(帰宅後)テレビをつけている暇がない、とか、極力テレビを見せないようにしていて、子供に見せるのはNHK教育テレビ、ニュース、NHKスペシャルなどの科学、ドキュメンタリー番組、という具合に、ちょっと偏っているせいもあるかも知れない。
あ、そういえば、アニメは「日本昔話」と「ドラえもん」は見ても良いことになっている。

そのアニメにもリアルタイムでは見せず、 ハードディスクレコーダーに録画した番組を別の時間に見るのが普通だ。

そのようにハードディスクレコーダーなどの電子機器を活用し、子供たちに対しては「時間の束縛」を逃れさせようとしている一方で、自分の生活の側面から見てみると、「今日のこの時間に放送される、NHKスペシャルは見ておこう」などと思って見ることが多い。「録っておいて後で見よう」としても、後で見る時間が取れないのが常になので、放送局が決めた時間に自分の予定を合わせる方がやりやすいのだ。

やがて、情報技術の発展に従って放送の形態が今とがらっと変わり、放送局に登録してある番組に自由にアクセスし、好きなときに好きな番組を見る、なんて言う時代がくるかも知れない。

この先将来、そんな時代が来たら困るのだろうなぁ。
x月x日、新番組が登録されました。 いつでも好きな時間にご覧下さい。
と、言われても、見る番組の優先順位をつけるのが難しいだろう。特に、ドキュメンタリーなどの教養番組。今すぐに必要な知識とは直結しないが、教養のためには知っておいた方がよいような番組や、質の高い番組。これらを選別し、自分の生活の中で時間を取っていくことはとても困難なことになるだろうと想像する。

子供たちは、今からそんな練習をしているのかも知れない。
フラット化する世界を読んで思うこと。

さまざまなところで評価されている・・・・と書きたいところだが、ごく一部の現象なのかも知れない。
新聞広告、知識人--業界内の著名人たちのBlog 等で幾度と無く取り上げられ、会社の研修でも勧められ、イントラネットの Blog でも勧める人が多い。「フラット化する世界」
遅ればせながらようやく読み終えた。

仕事的にも考えを新たにさせられるに足る内容だったが、その中の「第7章 理想の才能を求めて」はこれからの時代、グローバリゼーション3.0に必要な才能について述べられ、これからの教育についてとても示唆的な章なのでここにメモしておこうと思う。

トピックスだけの抜き書きだが、この章の要旨は
教育と競争の問題
もっとも重要な能力、「学ぶ方法を学ぶ」

IQよりもCQとPQが重要
CQ (Curiocity Index, 好奇心指数)
PQ (Passion Index, 熱意指数)
なりたいからやりたい、好きなことをする、という情熱

人を好きになる。

右脳の資質
右脳のスキルを磨く方法--自分の好きなことをやる

自分の子供たちを育てて行くに当たって、基本としたい考えだ。

Saturday, August 12, 2006

「とりあえず」つけたブログタイトルを変更することにした。テーマに合うように。

子供の学校生活、幼稚園生活などを通じて自分が考えた、教育観、教育方針や、それに関連する記事などを集めていこうかと思った訳だが、「子育て」とか「育児」というキーワードではありふれているし、英訳してもあまり自分の感じでしっくり来ない。

辞書で引くと子育て、育児は nursery とか child care。 
あまり、「育てる」というような意味は含まれていなさそう。

Education とか Schooling では硬すぎるし。

Grow up も何となくニュアンスが違う。

とりあえず、一歩一歩進んでいくようなイメージで、step up の記録をつけていこうと思います。
新しく公開 blog を始めようと思う。
日頃、一番考えていることは何だろうかと考え、やはり子育て、子供の教育に関して考えることが多いように思うので、それをテーマにすることにした。